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起業するために20代でやっておいて良かったと思う2つのコト

起業するために20代でやっておいて良かったと思う2つのコト

 

こんにちは、高田です。

 

最近は、学生向けにセミナーや講演もやる機会が増えたこともあってか、「起業を目指す人」にお会いすることが多くなりました。

 

かくいく自分も、かつては起業を志していた側。

今となっては、どことなく懐かしさを感じます。

 

振り返ると、起業するにあたってこれはやっておいて良かったなと感じることが2つあるので、今日はそれについてご紹介したいと思います。

あくまで、「ご参考までに」ということで、何卒!

 

自己投資こそが最も確実なリターンを期待できる投資

 

起業するために20代の頃にやっておいて良かったと思うこと。

まず1つ目は、大量の読書です。

 

「貯金するぐらいなら、自分に投資する」

 

みたいな感覚で、20代の頃はとにかくビジネス書にお金を使っていたように思います。

これは、いまになって振り返ると正しい行動でした。

 

社会人2年目ぐらいのときに、本田直之さんの著書『レバレッジリーディング』(著:本田直之/東洋経済新報社)に感銘を受けて、ますます本を読むようになったと記憶しています。

 

同書では、アスリートが試合などの本番に向けて日々トレーニングや練習に取り組むのと同じように、ビジネスパーソンも日々練習に励まなければならない、と説いていました。

 

そのビジネスパーソンにとっての練習というのが読書というわけです。

つまり、ビジネスパーソンにとって読書とは、趣味でも楽しみでもなく自己投資であると。

 

この考え方に共感して、自分の読書ペースはより一層加速していきました。

少しでも気になった本があったら、とにかく買う。

本代をケチっていては自分の将来は無いとさえ考えていました。

(そのせいで、20代の頃はたいした貯金もなかった・・・)

 

おそらく、年間200冊ぐらいは読んでいたと記憶してます。

おかげで、ほぼ中3レベルで止まっていた学力でも、今となっては会社を経営したり、大勢の人前で話をしたり、本を書いたりできています。

これは間違いなく、ビジネス書の多読からきています。

 

なので、月並みではありますが、やはり読書による自己投資は大切であると声を大にして言いたいですし、実際に学生向けの講演やセミナーではそのようにお話をしています。

 

自分のリミッターが外れるまで死ぬほど仕事してみる

 

そしてもう1つ、20代のうちにやっといて良かったと思うものがあります。

それは、超ハードワークです。

 

自分が新卒で入社した会社は、ベンチャー企業。

しかも、毎年右肩上がりで市場が伸びていたネット業界でした。

 

犬は人間の7倍ぐらいの早さで歳を取るといわれますが、それを揶揄して当時のネット業界は「ドッグイヤー」と呼ばれていました。

 

それもあってか、本当に目が回るような毎日でした。

当然、仕事は激務です。

(いま振り返ると、吐き気がしてくる。オエッ)

 

 

たしか、自分の残業時間は月間150時間をゆうに超えていたと記憶しています。

ほぼ毎日終電で帰るのは当然のこと、深夜3時過ぎにタクシーで自宅に帰り、シャワーを浴びてからまた出社、なんてことはしょっちゅうでした。

 

自分は会社から自宅までわりと近かったのでまだ良い方で、会社に泊まる人や会社のそばの漫喫に泊まる人も多かったです。

 

血尿の経験はいまだにありませんが、疲労とストレスで膀胱炎になったり、胃腸炎になったりしたことはあります。

 

そんな具合で、社会人になってから20代後半までの数年間は、超がつくほどのハードワークを強いられていました。

 

しかし、そんな環境に自分は不満を一切もっていませんでした。

なぜならば、将来の起業を夢見ていた当時の高田青年は「死ぬほど仕事したい!」と、考えていたからです。

 

そうしないと起業はできないと、短絡的に考えていました。

(いま思うと、自分で自分が青くさい。)

 

しかし、この20代の経験のおかげで、成長スピードはかなり早かったと感じています。

特に、仕事処理能力についてはケタ違いに鍛えられました。

 

どのピンを倒せば芋づる式に他のピンも倒せるか? というような、物事の本質を見極める能力も向上したのは超ハードワークのおかげです。

 

「何事もまずは量稽古」

 

とは、自分が経営の師と勝手に仰ぐ竹田陽一先生の言葉。

 

一定レベル以上の量をこなす事で、あとから質がともなってくるという原理は確かに存在すると感じています。

これは、経験した者にしか分からないことかもしれません。

 

まずは自分のリミッターが外れるほどの仕事量をこなすことで、質の高い仕事をこなせるレベルに至ることができると思います。

 

自分はコンサルティングやセミナーの場で、年間1,000名近くのビジネスパーソンと接しますが、20代でどんな働きぶりであったかは、30代半ばを過ぎた辺りから如実に実力として表れてくるように感じています。

要は、素地みたいなものが20代のうちに形成される訳ですね。

 

今は長時間労働問題などもあるので、あまり声を大にしては言えませんが、20代の頃から残業代がどうのこうのや、ブラック企業がどうのや、ライフワークバランスだのって騒いでいたら、明るい未来は期待できないのでは、というのが自分の考えです。

(それでも、それを言えないのが経営者の辛さですね・・・)

 

しかし、こと自分についていえば、起業して今もなお会社を経営していることは当然のこと、自著の出版やセミナー講師としての実績など、コツコツ成し遂げてきた夢の実現は超ハードワークなくして実現不可能であったと感じます。

 

人並みで終わらないために、人並み以上の量を積む。

 

自分はとっくに20代を終えましたが、30代に突入している今後もこの方針は変わりません。

 

この記事を書いた人

高田 晃(Hikaru Takada)

(実は色白。)

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