こんにちは。広報部のはるかです!
皆さん、「ランディングページ」ってご存知ですか!?
どうやら、インターネットで集客・販売促進するためには、ランディングページは欠かせない存在らしいです。
でも、予備知識のないネット初心者の中小・零細企業の方からすると、実際に自分でランディングページを作るのは難しく感じてしまうと思うんですよね!
そこで、今回は私なりに「初心者でもできるランディングページの作り方」について研究してみました。
目次
はるか:「高田さ~ん(慣れてきた)、こないだ『ネット集客ではウェブサイトだけじゃなくランニングページも活用するといいよ』って言ってましたけど、ランニングページって何ですか?検索して調べてみても、“ランニングページ”って出てこないんですよ(笑)」
高田:ランニングページって・・・苦笑
高田:「あの、それは“ランディングページ”ね。そんな間違え方する人、初めて見たわ。汗」
はるか:「あ、ランディングページですね・・・。私の耳がおかしかったです(笑)」
高田:「ランディングページっていうのは、特定の商品やサービスを告知・販売するための、1枚で構成されたWebページのことを指すんだよ。」
はるか:「あー、なるほど。見たことあります!」
高田:「直訳すると『着地ページ』となる通り、ユーザーが最初に来訪するWebページということになるのね。」
高田:「ウェブサイトへ来訪してくる見込み客は、当然だけど、何かしらの期待や欲求を持ってページへ訪れるものじゃん。その際、ページ来訪者に対してアピールしたいものが、特定の商品やサービスに絞られているのであれば、それに特化したWebページを設けた方が、より詳しく効果的にアピールすることができるんだよ。」
高田:「例えば、これは高田が今年出版した本のamazonキャンペーンの告知ページ。このケースの場合だと、この本のキャンペーン告知に特化しているから、1枚構成のページのなかで具体的にアピールすることができるんだよ。(ちなみに、amazonキャンペーンは終了してるからね)」
<ランディングページの例>
※ちなみに、このキャンペーン告知が上手くいった甲斐もあって、この本は発売初日からamazonランキング(Web開発・運営部門)で1位を獲得しましたw
はるか:「でも、ランディングページを絶対に作らなきゃいけないわけじゃないですよね? 別に必ず作らなくても大丈夫そうな気はしますけど・・・。」
高田:「まぁ、そうだね。でも当然だけど、わざわざランディングページを制作するメリットは存在するんだよ。はるかちゃんでも分かるように説明するならば、メリットは3つに集約されるかな。」
高田:「まず1つ目のメリットは、特定の商品やサービスに特化したWebページだから、ページ内でその商品やサービスを具体的かつ魅力的に表現しやすい、ということ。すべての情報を網羅したWebサイトは“総花的”にならざるを得ないけれど、ランディングページは特定の商品やサービスに特化しているので具体的に表現しやすいんだよ。」
はるか:「確かに、ホームページって総花的にならざるを得ないですよね。」
高田:「でしょ!? そして2つ目のメリットは、ページへ来訪した見込み客を離脱させ難いということ。基本的にランディングページ内には、『申込み』や『資料請求』といったゴール以外のボタンが存在しないでしょ? あれはわざとで、特定の目的に特化しているから余計なリンクを設置する必要がないわけ。結果、離脱率が飛躍的に下がる傾向にある。」
はるか:「なるほど、わざとリンクを複数設置しないんですねぇ。」
高田:「そして最後3つ目のメリットは、制作コストを低く抑えられること。同じようなページをホームページ内にコンテンツ追加しようとするよりも、1枚ペラで作るランディングページの方がコストが安く済むケースが大半。これ、中小零細企業にとっては大きいよね。(ドヤ顔)」
はるか:「言われてみれば、ホームページ本体にコンテンツ追加となると、少し大変な印象がありますね。ちなみに、ランディングページって、外注するといくらぐらいなんですか?」
高田:「当然、制作会社さんによって異なるけれども、個人的な感覚でいうと1ページ制作して15~20万円ぐらいが相場じゃないかな。」
高田:「ただ、ランディングページって1枚できあがったら終わりではなくて、活用していくなかで恒常的に修正をかけていくものだと思うんだよね。だから、うちではランディングページを1枚制作していくらですっていうのは基本的にやっていなくて、初めから検証と修正を繰り返すことを前提に提案するようにしているんだよ。つまり、端から複数ページつくるつもりって言った方が分かりやすいかな。」
はるか:「確かに、最初に制作したランディングページが、完璧とは限りませんもんね。」
はるか:「ランディングページがどういうものかは分かってきたんですけど、結局ホームページとの違いが今一理解できないんですけど・・・。ほら、最近だとランディングページのように1枚構成のホームページも増えてきたじゃないですか!」
高田:「ランディングページもホームページも、Web上に表示されるページという意味では基本的に同じだから、細かいことは気にしなくていいと思うんだけどね・・・。まぁ、シンプルに表現すると、ホームページは会社案内パンフレットのようなもの。ランディングページは、商品案内チラシのようなものだね。」
はるか:「なるほど! ホームページがパンフレットで、ランディングページがチラシ。わかりやすい!」
はるか:「さっそく、ランディングページを自分で作ってみたいと思うのですが、中身って具体的に何を書けばいいんですかね・・・。」
高田:「ランディングページの基本的な構成は6つ。もちろん、アピールする商品やサービスによって細かくは異なるけれども、大枠はこれに当てはめると簡単だよ。」
<ランディングページの基本構成>
※引用元:『ネット集客のやさしい教科書。』(著:高田晃/MDNコーポレーション)
高田:「まず1つ目の要素は、ヘッダー画像。ページ最上部を指していて、ユーザーがランディングページを訪れた際に最初に目にする場所だね。ヘッダー部分には告知する商品やサービスの名称をキャッチコピーにして、写真やイラスト画像と合わせて掲載するのが一般的かな。ヘッダー部の印象で、勝負はほぼ決まると言ってもいいかも。」
はるか:「頭の部分だから、“ヘッダー”ですね。笑」
高田:「2つ目は、共感。見込み客に対して共感を促す部分だね。想定されるユーザーの悩みや不安などを具体的に例挙して『自分ごと化』させるのが狙い。そうすれば、その商品やサービスをもっと知りたいと思わせるきっかけになるからね。ちなみに、以前の記事で、はるかちゃんがペルソナについて書いていたけど覚えてる? ランディングページのキャッチコピーなどは、そのペルソナを想定して作ると良いんだよ。」
はるか:「あ、ペルソナ! ここで活かされるわけですね。(ちなみに、ペルソナの記事はこちらです)」
高田:「3つ目は、サービスの提示。商品やサービスの内容について明示する、いわゆる“商品概要”の説明部分だね。商品であれば商品写真、サービスであればサービスを提供している人の写真などを載せるといいね。」
はるか:「写真があると、イメージ湧きますもんね!」
高田:「そして、4つ目はベネフィット。その商品・サービスを利用することによって、顧客側が得られる利益を明示するんだ。ベネフィットは最も重要で、商品の購入や資料請求など、ユーザーがアクションを起こす直接的な動機にとなる要素だからね。抽象的な表現は避けて、できる限り具体的に書くことがコツ。さらに、文章だけでなく、写真やイメージ図など多用すると効果的だよ。」
はるか:「なるほど、なるほど・・・。」
高田:「5つ目は、実績・事例。実際にその商品やサービスを買ったり使ったりした『顧客の声』や『導入実績』を紹介することで、信憑性や説得力を強められるよ。お客様の声を活用するのはマーケティングの鉄則だからね。」
はるか:「たしかに、顧客側からすると、同じ『顧客側の声』を聞くのが一番説得力ありますもんね。」
高田:「そうでしょ? それから『お客様の声』を掲載するときは、実名かつ顔写真を載せるとより一層効果的だね。あえて動画によって紹介する方法も、リアルな生の声を届けるという点において有効だと思う。また、商品の購入実績やマスコミ掲載などのような『導入実績』を載せるなど、信用できる情報を伝える方法も効果的だね。」
はるか:「『お客様の声』や『導入実績』は、手間をかけてでも集めるようにしろって、高田さんよく言ってますもんね!」
高田:「そうそう。でもって最後。6つ目は、アクションだよ。商品の購入や資料請求など、ユーザーに対して最終アクションを促す部分。『問い合わせはこちら』や『お申し込みはコチラ』といったボタンを設置し、名前やメールアドレスなどの個人情報を入力してもらってからアクションさせるようにする。」
高田:「ここでちょっとしたコツなんだけど、ランディングページの入力フォームは、必要最低限の項目数にとどめるようにしてね。入力項目が多いほど、アクション率(申込み率)を下げてしまうと思ってもらっていい。」
はるか:「ん~、たしかに入力項目が多くて、それだけで『やっぱりやーめた』って中断したくなった経験あります、ワタシ・・・。」
はるか:「基本構成はわかったんですけど、それでもいざページを作ろうとすると、しょーじき難しいですよね・・・。」
高田:「はるかちゃんは、マジメだねぇ~・・・。(ま、良いことだけど)」
高田:「そういうときは、上手なページを真似ちゃう。自分がいいなと感じたページをブックマークなどに残しておいて、ページ制作する際にそれを参考にしちゃうわけ。言葉が悪いけど、上手い人のをパクる!」
はるか:「なるほど、それなら初心者であっても難しくなさそうですね!」
高田:「ただ、“真似る”といっても、『丸パクり』には気を付けなきゃだめだよ!(笑)」
高田:「ページデザインそのものを丸々コピーしたかのように真似るのではなくて、見るべきポイントは、ランディングページの上段から下段にかけてのストーリー(構成)。良いランディングページというのは、ページ構成がしっかりしているから、そこに着目すると非常に勉強になるよ。」
はるか:「なるほど、それを聞かなかったら“丸パクり”するところでした・・・。それでは、今度のセミナー告知用のランディングページは、私に作らせて下さい!」
多数の情報を掲載するホームページが「会社案内パンフレット」であるのに対して、ランディングページは、特定の商品・サービスの紹介に特化した「案内チラシ」。
特定の商品・サービスに特化している分、より詳しくアピールできたり、制作コストを抑えられるなど、メリットはたくさん存在していました。
アピールするものに限らず、そこには定石とも呼べる「基本構成」が存在しているので、まずは基本の型を覚えつつ、上手なページを“適切に真似る”ところから始めてみると良さそうです!
この記事を書いた人
(『社長の強化書』の広報担当で現役の女子大生。バリバリ働きたいざかり。)