こんにちは、高田です。
中小・零細企業の経営者ほど超多忙。
それは、会社経営をしつつも、実態としては現場プレーヤーも兼ねないからです。
それゆえ、「時間術」については人よりも工夫したいところです。
そこで今回は、誰でも明日から即実践可能な、今より「1日2時間」自由な時間を増やす方法をご紹介します。
いきなり結論ですが、移動時間にメスを入れることを検討しましょう。
会社オフィスへの往復の通勤時間、クライアントへの訪問や商談のための移動時間などです。
移動時間は、生産性マイナス。
これは、私が師と仰ぐランチェスター経営・竹田陽一氏の口癖です。
当然ですが、移動時間が売上や利益を生むことはありません。
それどころか、その時間は動いている人間の時給が発生しているだけでなく、交通費まで加算されるので、プラマイ0どころかコスト的にはマイナスで、「生産性マイナス」とはそのことを指しています。
では、どのように移動時間を減らすのか?
一番簡単なことは、通勤時間を削ることです。
理想は、なるべく会社オフィスの側に住むことです。
よく大企業が、住宅手当の一環として、オフィスから半径2キロ圏内(又は4駅以内など)に住んでいる従業員には手当を支給しているケースが見受けられますが、これは会社の制度を使って半ば強制的にオフィスの側に住ませるための施策です。
下手に多くの通勤交通費を支給して、さらには生産性マイナスな時間を過ごさせるぐらいであれば、「お金をあげるから近くに住んでくれ」という訳です。
この発想を自分に当てはめることができないか、一度検討してみましょう。
住んでいる場所は、簡単には変えられない!
という方も当然いらっしゃると思います。
それでも、打ち手はありますので、ご安心下さい。
一番簡単な時間捻出法は、そもそも「通勤しない」ことです。
仮に、会社まで片道1時間かけていたとします。
とすると、通勤をやめるだけで簡単に2時間分、これまでは存在しなかった空き時間が生まれます。
「自宅からオフィスまで、けっこう離れてるんですよねぇ~」
という方であれば、余裕で3時間ぐらいは新たに捻出されることになります。
幸いにも、現代はWebのインフラがかなり整っていますので、例えば、ZOOMやSkypeを活用すれば、自宅にいながらもオフィスにいる人とミーティングをすることは容易です。
クラウドを活用していれば、「会社のPCじゃないと資料が無い」なんてこともあり得ません。
その仕事、本当にオフィスじゃないとできないことなのか?
と、一度ご自身に問いかけてみて下さい。
かくいう私も、週に1日はオフィスに行かない日を作るようにしています。
たったそれだけで、最低2時間は、本来存在しなかった自由時間を確保できる訳ですから。
さて、あなたはこれで、1日2時間の自由時間を確保しました。
重要なのは、ここからです。
その時間、何に使いますか?
私の提案はシンプルです。
これまで、なかなか「やりたかったけど、やれなかったコト」にその時間を充てましょう。
とくに、経営者や1人起業家の方であれば、業績に関わるようなことほど望ましいです。
1日2時間あれば、ブログを1記事書くことは簡単にできます。
既存客や見込み客とのリレーションを高めるために、メルマガを始めてみてもいいでしょう。
いずれにせよ、捻出した時間で「新しい何か」を取り組むことによって、会社を新たな展開へと運ぶことができると思います。
生産性マイナスと言われている、移動時間にメスを入れるだけで、1日2時間程度の自由時間は意外なほど簡単に捻出できます。
そして、捻出されたその時間を使って、「本来やりたかったこと」や「やるべきと思っていたこと」にチャレンジしてみましょう。
世間では「働き方改革」と騒がれていますが、何も「仕事時間を減らす」ことだけがその本質ではありません。
この記事を書いた人
(実は色白。)