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中小企業の社長にとって「接待・会食も仕事のうち」と言えるか?

中小企業の社長にとって「接待・会食も仕事のうち」と言えるか?

 

こんにちは、高田です。

 

昨夜は久々に会食があって、調子に乗ってけっこう飲んでしまいましたw

 

お酒は強くはありませんが、飲むのは好きなので、たまの飲みの席ではついつい調子に乗ってしまうのが自分の悪いところです。

 

さて、今回はそんな会食・接待についてです。

 

経営者になると、きっと付き合いでの会食や接待の機会が多くなると思います。

現に、飲みの場がきっかけとなって仕事に繋がることも少なくありません。

それもあってか、「飲みも仕事のうち」なんていう考え方が生まれたりするわけです。

 

かくいう自分もそう考えていた1人でした。

しかし、今は全否定です。

 

ここからは、その理由について触れたいと思います。

 

 

会食や接待も「投資」の1つ?

 

まず、自分の考えを結論から述べようと思います。

その会食から新しい仕事、新しい顧客、新しい売上が生まれない限り、ないしは顧客の維持に結びつかない限りは、それは仕事とは呼べない。というのが自分の考えです。

 

逆に、そこから会社にとってプラスとなる何かが生まれるのであればOKという考え方です。

つまり、会食や接待も「投資」の1つという捉え方となります。

 

そんな考えもあり、例えば弊社では、会食に経費を使う場合には、社長である自分に事前申請しなければいけないというルールを設けています。

 

なぜ、わざわざそんなルールを設けているかと言うと、経費をケチりたい訳ではなく、ちゃんと事前に考えてほしいからです。

 

具体的には、「その会食の目的は何なのか?」、「何を握って(合意形成して)くるのか?」、「いつまでにどんなリターンが期待できるのか?」などです。

 

単純に、向こうがお客様側だからお勘定は自分が持つ。なんていう浅い考えでは、経費を使っていいとは認めたくないためです。

至極当然なことではあるのですが。

 

 

新しい売上げが生まれない限り、仕事ではない

 

さて、話しを戻します。

 

飲みや接待が仕事とは言えないと触れましたが、大企業の経営者の場合は話は別だと思っています。

上層部同士の付き合いから大きな仕事へと発展するケースが、大企業であればあり得ます。

 

しかし、中小・零細企業の場合は前述の通り違うと考えます。

例えば、従業員30名ほどの小さな会社は、多くの場合、売上の安定化や新規客の安定的な獲得が経営課題の1つです。

これは言い換えると、接待・会食といった飲みを通じた、いわゆるコネ・ツテ頼みの経営から脱することが次のステージへと成長するうえで必要だといえる訳です。

 

だとするならば、その課題解消のために経営者の時間と労力を割かなければなりません。

飲みに行っている場合ではないわけです。

これが、小さな会社の社長にとって接待や会食が仕事のうちとは言えないという自分の考えの根拠です。

 

 

「飲みも仕事のうち」は自惚れと感じた

 

では、自分はどうかというと、毎晩のように会食という名の飲み会に行っていたので、まったく偉そうには言えません(笑)

 

毎晩というと幾分か大げさにはなりますが、それでも週に3~4日は飲みの予定が入っており、自宅で晩飯をとる日はほぼ週末ぐらいしかないという時期がありました。

 

しかし、その後、それらは仕事上いっさい役に立っていないということに気付いた訳です。

気付くのが遅いって話しですが「自惚れるな、オレ!」と、自分で自分を戒めた記憶があります。

 

それ以来、よほどでない限りは、自分から会食の予定を入れることを止めました。

 

 

健全なアウトプットは、健全な生活リズムから

 

今となっては、朝4時起きの生活をしていますが、それも会食を止めたおかげで習慣化できました。

 

今はその生活リズムを崩すのが嫌で、余程でない限りは夜の会食の予定は入れないように心掛けています(と書いてしまうと、お誘いが無くなってしまいそうで怖いのですが・・・)。

 

別の記事(その他大勢から抜け出すために「朝4時起き生活」を習慣にしてみた)でも書いていますが、自分は朝4時起きの生活をかれこれ数年続けており、生活リズムが整うと何かと仕事上でプラスの作用が働くことを強く感じています。

 

「健全なアウトプットは、健全な生活から生まれる」というわけですね。

 

まとめ

「飲みも仕事のうち」が成立するは、大企業の経営者であればのこと。

我われ中小・零細企業の場合は、そんなことをしている場合ではありません。

特に、売上げ・客数UPを課題視している小さな会社の場合であれば、なおさらです。

一度試しに、一定期間だけでも一切飲みに行かないチャレンジをしてみては?

生活リズムを変えると、何か新しい発見があるかもしれません。

 

この記事を書いた人

高田 晃(Hikaru Takada)

(実は色白。)

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