こんにちは、高田です。
早いもので、平成29年度補正(実質平成30年度)の「IT導入補助金」は、2次公募が6月20日よりスタートしました。
このIT導入補助金、基本原則として法人登記している中小企業のみならず、個人事業主であっても申請対象となります。
「お金がもらえるなら、申請しようかな。」
みたいな、浅はかな考えの方にはお勧めしませんが、もともと事業経営における生産性向上を課題視されていた小さな会社の経営者様であれば、活用しない手はないと個人的には考えています。(※)
弊社の場合は、中小零細企業のWebマーケティング(ネット集客)が専門となりますので、基本的には新規顧客の獲得、つまり「Webを活用した販路拡大による生産性向上」がIT導入補助金の活用をご提案する狙いとなります。
具体的には、「ホームページの立上げ」や「オウンドメディア(ブログサイト)の構築」です。
※あくまで個人的な考えですが、「補助金がもらえるなら、やろうかな」みたいなスタンスは本質ではないと思ってます。であれば、もともと本気度の高い企業に補助金を廻してあげるべきかと。国の予算なので。
結論から言うと、事前の下馬評では採択率20%程と噂されてましたが、結果的には約8割の採択率だったようです。
正式な数値は公表されてませんので、あくまでざっくり8割、つまり「けっこう高かったのね」といった感覚です。
ちなみに、弊社がIT導入支援事業者として補助金申請を仲介した案件は、100%採択されました。(これ、書いていいコトなのか分かりませんが・・・)
着目すべき点は、採択された事業所数が約9,000件であったということ。
1事業所あたりのMAX補助額が50万円と考えると、500億円の予算はまだまだ潤沢に余っていることが推測できます。
つまり、今回のけっこう高めな採択率は、今後も続くとポジティブに捉えても良いかもしれません。
で、先日からスタートした2次公募ですが、スケジュール感としては以下の通りです。
● 2次公募申請受付:2018年6月20日(水)
● 2次公募申請締め切り:2018年8月3日(金)
● 2次公募交付決定:2018年8月15日(水)※予定
特に、特筆することはありません(苦笑)
前述の通り、採択率はかなり高い傾向にありますので、IT導入支援事業者の案内に従って、しっかりと諸々の手続きを踏めば、まぁ大丈夫なのかな、と思います。
それよりも重要なコトは、補助金を活用して「いかに当初の事業課題を解消するか?」という点だと思います。
例えば、Web集客によって営業生産性を高めて、より多く・より安定的に新規顧客を獲得できるようにしたいという課題があったとして、そのための手段としてIT導入補助金を活用してホームページを制作したとします。
しかし、気を付けなければ、いつしか「ホームページをつくること」自体が目的にすり替わってしまい、補助金を使ってホームページを作れたものの、「集客にはまったく貢献せず」なんてことは十二分にあり得る展開です。
補助金を活用すること、そして、その補助金でITツールを導入(インフラを整備)すること自体はあくまで手段でしかないということを忘れずに、取り組まなければなりません。
この記事を書いた人
(実は色白。)